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スキーのリフトと女の話 [女]
小学校一年生の娘を持つ男の友人が2人。
そんな二人と飲んでいる時にスキーの話になってまじまじと、こんな事を言っていた。
「娘と一緒にリフトに乗っていると、きれいなお姉さんとリフトをご一緒するよりも、遥かに幸せを感じるよね」
酔っぱらっていたせいなのか、歳なのか。。。
娘はいないが、この感覚、なんか分かるような気がした。
経験を積んだ男親にとっては、娘はかけがえのない、裏切らないはずの女なんだと。。。
2009-03-24 02:56
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秋葉という女 [デート]
ひとり、青山のコイーバ・アトモスフィアへシガーを一本燻らせに行く。
なんとなく飲み足りない気分だった事もあり、シガーを吸い終え、そのまま六本木へ。
ミッドタウン横の馴染みのバーへ行くと、顔なじみの秋葉が1人飲んでいた。
なんとなく飲み足りない気分だった事もあり、シガーを吸い終え、そのまま六本木へ。
ミッドタウン横の馴染みのバーへ行くと、顔なじみの秋葉が1人飲んでいた。
お客も他に1人しかいなく、「よぉ、久しぶり」と、彼女に声をかけ、ごく普通のありふれた会話をありふれた時間だけしていると、いつのまにか、深夜0時30分も回り、閉店時間になっていた。
彼女に会ったのも久しぶりだったので、連れ出し店をかえて飲む事にした。
今まで辛い事でもあったのか、友達の事、付き合っていた男の事を、
時にはムキになったり、時には目頭をおさえながら一方的に話してきた。
僕は、ひたすら聞き役に回るしかなかった。
結局2件はしごして、最後にギネスビールを飲み干し、時計に目をやると6時を回っていた。
窓のない穴蔵から下界にのぼると、朝日がまぶしく、風は冷たかったが清々しかった。
「なんか、お腹が空いちゃった」と、秋葉。
「じゃ、近くのつるとんたんでも行こうか」
僕は、席に座るや否や〆のビールと、朝から、かつカレーうどんを頼んでいた。
人の話を聞いてるようで聞いてない自分。ただ、話を聞いてあげる事も大事、と思いながらも、どこか気を使っていた事で、お腹が空いたのだろう。
「今日はごめんなさい。一方的に話を聞いてもらって。けど、とてもすっきりしたわ」
と、言われたところで、僕自身も、これで、今日の役目が終了する。という安堵感からか、やさしく彼女を眺めてみた。
さっきまで、目の前で泣いたり笑ったりしながら話していた彼女が、目の下に涙の跡つけながらも、無邪気に「明太子のおうどん」を食べる姿を見て、なぜか愛おしく思えた。
彼女の話を端折って言うのであれば、
男女間、色々経験してみたものの、絡まり合わずお互いを尊重しあう関係が良いの。
みたいな事を言っていたような。。。。
今更、彼女のさっきまで力説していた事を頭の中に無気力に浮かばせながら、
そういえば、前日、この女より10も年上の違う女も同じ事を言ってたっけ。
そういえば、前日、この女より10も年上の違う女も同じ事を言ってたっけ。
と、おもむろに思い出した。
そんな事を思った瞬間、秋葉が、なんか、こ生意気な小娘にもちょっと思えた。
しかし、実直で信念をもってる事は、とても素敵だと思った。
「な、俺と、つき合わないか?」
ぼーっとしながらも、箸の先を口にあてながら、つい口走ってしまった。
「私、本命もいるし、遊び友達もいるよ。」
「そんなのどうでもいい。 なんか、好きになったからダイレクトに言ってみたくなったんだよね。実はあまり意味ないかも。。けど、わかんない。。俺も。。。」
「そうよね。本命がいる、いないはどうでもいいわよね。私もあなたが好きよ。」
やがて、食べ終わり、朝日を背に交差点まで歩き、アマンドの前からタクシーに二人で乗り込み駒沢大学で彼女を下ろした。
そして、一日が経ち、こうやって日記を書いている。
なぜ、書く気になったのか?
なにか、予感がすのかも。
まさか。 笑
2009-02-19 14:09
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たわいもない不倫 [不倫]
時々会う、人妻がいる。
いわゆるセックスフレンドみたいなものである。
昨日、久々に会った。
昼に渋谷で待ち合わせをして、マークシティで昼食をとり、セルリアンホテルへ行く。
高層階の部屋に入って階下に広がる景色を見ながらビールを飲む。
たわいもない話をしながら、ちょっとしたクリスマスプレゼントを渡す。
別に高いものはあげない。
ちょっとした記念品がわりのようなものをあげる。
そんな事をしていると、女のほうが、詰め寄ってくる。
「ねえ、私に会いたかった? すごく?」
なんとなく始まるセックス。
よくある不倫である。
よくある不倫をするドキドキ感は、少しある。
けど、なぜか、自分の心はそこにない。
そして、考える。
俺、何やってんだろう?
彼女は細身で松雪泰子似の美人である。性格もよいしユーモアもある。
きっと、多くの人が普通に彼女と不倫をしてみたい。
と、思うであろう。
「ねえ、今日はちゃんと、コンドーム付けてね。」
そんな事を突然言われる。
「え? 俺、付けてなかった?前回?つけてたはずだよ。だって、いつも会う時、コンビニで6個入りのやつ買ってきて、1つ使って、あとはそのままゴミ箱に捨ててくし」
「それ、違う男じゃない?」
「そんな事ないわよ。私、セックスはあなたとしかしてないもの」
「ああ、そうか。上で出したんだね。。」
こんな会話をしながらも、洋服を脱がしている。
そして、いつものようにセックスをして、また、たわいもない話をする。
話の内容は、お互いの子供の事。
そして、気がつくと、僕はいつも寝ている。
彼女はテレビを見ている。
こんな事を繰り返している。
そして、また、思う。
なぜ、この女は、俺とするのだろう? よさげな男はゴマンといるのに。
僕は、女に何を求めてるのだろう?
正直、わからない。
けど、また、「あなたに会いたい」と、いうメールが来たら、
「じゃあ、いつにしようか、次?」
と、同じ事を繰り返してしまうのだろう。
いわゆるセックスフレンドみたいなものである。
昨日、久々に会った。
昼に渋谷で待ち合わせをして、マークシティで昼食をとり、セルリアンホテルへ行く。
高層階の部屋に入って階下に広がる景色を見ながらビールを飲む。
たわいもない話をしながら、ちょっとしたクリスマスプレゼントを渡す。
別に高いものはあげない。
ちょっとした記念品がわりのようなものをあげる。
そんな事をしていると、女のほうが、詰め寄ってくる。
「ねえ、私に会いたかった? すごく?」
なんとなく始まるセックス。
よくある不倫である。
よくある不倫をするドキドキ感は、少しある。
けど、なぜか、自分の心はそこにない。
そして、考える。
俺、何やってんだろう?
彼女は細身で松雪泰子似の美人である。性格もよいしユーモアもある。
きっと、多くの人が普通に彼女と不倫をしてみたい。
と、思うであろう。
「ねえ、今日はちゃんと、コンドーム付けてね。」
そんな事を突然言われる。
「え? 俺、付けてなかった?前回?つけてたはずだよ。だって、いつも会う時、コンビニで6個入りのやつ買ってきて、1つ使って、あとはそのままゴミ箱に捨ててくし」
「それ、違う男じゃない?」
「そんな事ないわよ。私、セックスはあなたとしかしてないもの」
「ああ、そうか。上で出したんだね。。」
こんな会話をしながらも、洋服を脱がしている。
そして、いつものようにセックスをして、また、たわいもない話をする。
話の内容は、お互いの子供の事。
そして、気がつくと、僕はいつも寝ている。
彼女はテレビを見ている。
こんな事を繰り返している。
そして、また、思う。
なぜ、この女は、俺とするのだろう? よさげな男はゴマンといるのに。
僕は、女に何を求めてるのだろう?
正直、わからない。
けど、また、「あなたに会いたい」と、いうメールが来たら、
「じゃあ、いつにしようか、次?」
と、同じ事を繰り返してしまうのだろう。
男にとって必要な女の数 [愛人]
複数の女と接してよく思う。
女を食事のように食べ分けてるつもりになって、いつしか言い訳をしている自分がいる。
まったく、女に対して、失礼きわまりない話である。
しかし、これって男の都合の良い言い訳なのだろうか?
人間の自然の摂理であり、食欲を満たすメカニズムと、性的欲求を満たすメカニズムって同じなのではないか。と、時々思う。
(個人的な感覚での振り分けで申し訳ないが)
イタリアン、
一緒にいる事によって、ぶつかる事は多くても、仕事意識が高く活力を与えてくれる女。
フレンチ、
見てるだけで美しいフォルムを持つ女。
中華、
キスしたフィット感や材質が気持ちよかったり、フェラティオ、セックスしてとても気持ちのよい女。
和食、
いなくなると困ってしまう、空気や水のような妻。
もちろん、どの料理もチャーミングである事が前程条件であるが、自分の人生、一生、全てを食べ続けていたいと思う。食べる頻度や量はまちまちでも。。
たまに、美味しいパスタが食べたくなる。そして食べる。
美味しい。
次の日はなぜか、中華が食べたくなる。そして食べる。
美味しい。
更に、次ぎの日、お呼ばれで、フレンチを食べてみる。
個人的にあまり好き好んで食べるほうではないが、やはり美味しい。
そして、想う。
美味しい白米と味噌汁が恋しい。
やっぱり、和食が好きだ、 と。
努力と嘘と犠牲 [愛]
新約聖書の中に「ヤコブの手紙」という章がある。
「あなたがたは、わずかの間現れて、やがて消えて行く霧にすぎません」
「人がなすべき善を知りながら、それを行わないのは、その人にとって罪です」
なすべき事、を、なすべき善に置き換えてみる。
努力と嘘と犠牲を重ね愛は保たれている。
のだと。内館牧子さんの本に記されていた。
「Is there a Santa Claus?」 [サンタクロース]
目に見えるものだけを信じて生きるってこの広大の宇宙で生きてるという事と対比するとなんと、ちっぽけなものなのか。
目にみえないけど、存在するものがある。
愛、ロマンス、将来への楽しみ。
これらがあるから、人生は美しく希望に満ちあふれたものになる。
もし、これらがなかったら、なんて、人生、あじけないものか。。。
サンタクロースが存在するかって?
見る事ができなくても大丈夫。
サンタクロースは愛や希望に満ちたあなたの心と同じなのだから。
黒ジョカと芋焼酎 [愛人]
金曜日の夜、女から久々に連絡があった。
小料理屋で会ったのだが、カウンターで二人酒を飲みながら女は泣いていた。
女: 会いたい時にあなたは、いないのよね。
俺: 会っていない時に「会いたい」と思うのは当たり前。
誰も、会っている時に「会いたい」と思う思考回路は働かないでしょ。
女: ね、私の事好き?あなたはいつも、自分の事ばかり。
私の事を全く気にしない。こちらが誘わない限り連絡もくれない。
くれるのは、セックスしたい時だけ。
横でグデグデになって腕にしがみつきながら頭を肩にうなだれる女。
髪のいい香りがふわっとしながらも言葉数少なげに背筋をピンと伸ばして飲みつづける俺。
芋焼酎の「明るい農村」を黒ジョカで飲みながら別の事を考えていた。
しばらくすると、女はカウンターで眠りだした。
カウンター越しに店のおやじから水が出てくる。
絶妙なタイミングだなあと感心する。
そして、一人飲み続けながら思う。
富乃宝山って事故米だったかな。。。
そういや、芋だったな。これ。
ま、どうでもいいか。。
鉄ビンが空になったので、富乃宝山を頼む。
ゆっくり飲み干して店をあとにした。
女はぐでんぐでんになりながらも、今日はどうしても、セックスしたいから家に来て、と言う事をきかない。
結局、この女もセックスしたい時に俺を呼ぶんだ。
と、思ったらなんか笑えてきた。
師走で今年ももう終わり。
来年も同じ事をくりかえすんだろうな。。。。
クリスマス次の朝 [嫁]
朝ご飯を家族と食べていた。
右手で持っていたお箸の持ち手付近が
「ポキッ」と折れた。
妻は、「ぁ、今日は気をつけて」と僕に伝えた。
人生におけるアクシデントなんて、いつでも、誰にでも起こりえる事である。道歩く人、隣人、家族にも。そんな事にビビってはいけない。それを受け止め、深刻にならずに正面を向いて歩き続ける事が普通の事だと感じている。
だから、僕は、折れた箸をそのまま使って、もくもくと食事を続けた。
新しい箸を持ってくるのも、持ってくる手間、洗う手間を考えるとナンセンスに思えた。だから、妻にも、この折れた箸を今はそのまま使う。と伝えた。
妻は一口食べ終わると、さっと立ち上がり、キッチンに向かい、違うお箸を取り出し、僕に差し出した。
「こっちに替えて」
「いいよ、これで食えるから」
「よくないから、こっちを、はい」
と、僕のおれた箸を横から抜き取り、差し替えた。
妻と付き合いを入れると20年。
彼女はこういう人である。と、今更ながら思った。
天気の良い昼休み [独り思う]
天気の良い昼休み、弁当を買いに1人で会社近くの大型スーパーへ出かけた。
東京湾沿いに会社の倉庫が位置していて、ちょうど運河の反対側にそのスーパーはある。
車が立ち入る事ができない鉄筋の吊り橋を渡りながらあまりの天気の良さに水辺を眺めながらシガリロで一服する。遠くに品川のビル群や高層マンションが見える。晴天ながらも寒空の中、歩いている人はまばらである。もともと、倉庫街なので人気もないのだが。
一羽の水鳥が気持ち良さそうに、水辺の上すれすれを羽を程よいスピードではばたきながら滑るように飛んでいる。遠くからこちらへ向かって羽ばたいていると思ったら橋の近くまできてUターンした。ほどよい距離を優雅に水辺から上昇していく様は見事だった。
鳥類って凄いなあ。と思う。空を飛べるんだから。天高くまで昇ってどこまでも飛んで行きたいなぁ。そして疲れたら木にとまり、果物をつついたり。
自由だなあ。。。彼らには見栄やエゴはあるのだろうか。
しばらく、眺めながらぼーとしていた。
シガリロを1本吸いきり、しばらくして橋を渡りきり、スーパーへ入った。橋を渡りきったところからスーパーの2階へ直接入れるゆるいスロープが併設されているのでそれを利用して2階から入る事にした。
2階の入り口から中に入るとそこは衣料品売り場になっており、売り物はほどよくだだっ広く陳列されていた。人はやはりまばらである。
売り物に目をやると、ウィンター・セール、ブルゾン オール3000円、婦人物冬物どれでも1980円、この棚の洋服オール1500円、などとポスターが貼られている。
はっとする。
着ていたアレキサンダー・マックイーンのピーコートのポケットから手をだし、立ち止まり、そして、自分が履いているマーク・ジェイコブスのパンツを見おろしたら、何か空しくなった。
なんなんだ。この生活感の差は。。。
質素倹約。を、常々、親に言われていたっけ。
よく、父親は僕に「お前のおばあちゃんは、常に自分より他の人へと、そういう人だった。そういう精神を見習いなさい」と言っていた。
それを思い出したから、どうの、こうの、という話ではない。
思うのは、お金がなく質素倹約ではなく、
不況だからこそ、日本経済に貢献して、日本国を豊かにする事や術を真剣に考えたいものである。
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